リケジョまなのブログ

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オセロの定石はなぜ覚えるべきなのか?オセロの四大定石を紹介

 

オセロに興味を持って強くなりたい人なら、「オセロの定石を暗記した方が良い」と聞いたことがあるのではないでしょうか?

その通り、オセロでは定石を覚えていた方がゲームを有利に運べます。

 

本記事ではそもそも定石とは何か?から有名な定石まで、わかりやすく解説していきます。

オセロは定石を覚えた方がいいのかなと考えている人はぜひ最後までご覧ください。

 

 

オセロの定石とは?

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定石とは、序盤で自分と相手が互角になるような打ち道のことを言います。

将棋や囲碁だけでなく、オセロにも定石が存在します。その数は数えきれないほどです。

しかしすべて完璧に暗記しなくても、オセロは強くなれるので安心してください。

 

オセロの定石の誕生

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オセロの定石は名プレイヤーたちによって生まれています。

強いプレイヤーの序盤の形に名前がついて定石として蓄積していきます。

オセロの定石は数えきれないほどあり、現在でも新しい定石が更新され続けています。

 

最近追加された定石の例としては、2019年のオセロ世界チャンピオン髙橋晃大さんのニックネームをとった「あっくん定石」です。

世界大会で髙橋晃大さんが好んで使っていたことから広まりました。

 

あっくん定石↓

>>を押してみてください。あっくん定石の手順がわかります。 

 

なぜオセロで定石を暗記する必要があるのか?

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オセロで強くなるために、なぜ定石の暗記が必要なのでしょうか?

主な理由が次の3つです。

 

序盤は最善手がわかりづらい

1つ目の理由は、オセロの序盤は自力で最善手を見つけることが難しいからです。

中盤では「中割り」や「手数を稼ぐ」、終盤では「Xライン通し」や「偶数理論」など、中盤・終盤はある程度方針があります。

 

しかし序盤での具体的な理論や方針はほとんどなく、最善手が非常に見つけづらい状態です。

また、序盤は先を読むことも容易ではありません。

だから定石を暗記してないと、序盤で悪手を打ってしまい中盤・終盤で頑張っても勝ちにくくなってしまいます。

 

互角のまま中盤まで運べる

2つ目の理由は、定石を暗記していると相手が強いプレイヤーでも中盤まで互角に戦うことができるからです。

定石を暗記していないと、序盤の相手のペースに飲まれてしまって強いプレイヤーだともうほとんど勝ち目はありません。

 

定石を暗記していれば中盤まで良い勝負で進み、強いプレイヤーでも勝てる可能性があります。

さらに自分の得意な定石の展開に運ぶことができれば、有利にゲームを運べます。

 

中盤・終盤に時間を残しておける

3つ目の理由は、定石を暗記していれば中盤・終盤に時間を残せるからです。

オセロで時間を使いたいのはやはり中盤・終盤。そのために、序盤では時間を使わないことが大切です。

オセロ大会の持ち時間は1人20分であることがほとんど。20分は意外とあっという間に経ってしまいます。

 

優勢だったけれど終盤で焦ってミスをして負けてしまった、なんてこともよくあることです。

定石を暗記しておけば序盤で時間を使わずに、中盤・終盤の読みの時間に残すことができ、正確な手を選べます。

 

初心者が覚えるべきオセロの四大定石

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まだオセロの定石を暗記し始めていないという人は、オセロの有名な四大定石からぜひ覚えてください。

紹介する定石は動物の名前から取っていて、下の写真と比べると覚えやすいでしょう。

動物は十二支の順に、ネズミ、ウシ、トラ、ウサギとなっています。

 

鼠定石

>>を押して進めてみてください。

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写真出典元:https://www.othello.gr.jp/r_info/100/004/

黒石の部分がネズミの後ろ姿に少し似ていますよね。

これは、定石と言いながらも白にとってかなり不利な形です。

初心者の人が使うことをあまりおすすめしません。

 

牛定石

>>を押して進めてみてください。

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写真出典元:https://www.othello.gr.jp/r_info/100/004/

斜め取りからの定石です。

黒石の部分が牛の寝そべっている姿に似ています。

黒と白が完全に互角の定石です。

 

虎定石

>>を押して進めてみてください。

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写真出典元:https://www.othello.gr.jp/r_info/100/004/

縦取りからの定石です。

黒石の部分が虎の跳んでいるような姿に似ています。

こちらも、黒と白が完全に互角の定石です。

 

兎定石

>>を押して進めてみてください。

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写真出典元:https://www.othello.gr.jp/r_info/100/004/

虎定石同様、縦取りからの定石です。

黒石の部分が兎の姿、特に耳をよく表しているように見えます。

こちらは評価値黒-2の定石ですが、よく使われる定石の1つです。

 

定石暗記をうまく活用する方法

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定石を暗記しただけでは、有利にゲームを運ぶことがなかなかできません。

定石暗記をうまく活用する方法は、打つ手をわざと定石から外すという方法です。

外すと言っても完全な悪手を打ってしまうと負けてしまうので、ある程度良い形に持っていける外し方をする必要があります。

 

なぜわざと外すのかと言うと、特に有名な定石のまま進むと相手より先に暗記が切れてしまったとき、または先に相手から外されたときに、相手が有利になりやすいからです。

さらに強いプレイヤーだと終局まで暗記していることも多く、兎定石のような評価値が自分にとって-2の定石を選んだりするとそのまま終局して、暗記だけで相手が勝つかもしれません。

 

だから自分から定石を外して自分だけが知っている領域に持っていけば、序盤を比較的有利に展開できます。

高橋晃大さんの「あっくん定石」は、まさにこれまでの定石から外した手です。

 

まとめ:オセロの定石

オセロの定石を覚える必要性から有名な四大定石まで、定石について全体的に解説しました。

オセロを極めたい人は、有名な定石からぜひ覚えてみてください。

また、慣れてきたらあらゆる定石を研究して、自分に合う定石を見つけるとより強くなれるでしょう。

 

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