「TOEIC700点はすごいのか?」
あまりにも抽象的な疑問ですが、世の中にはこの疑問を持つ人がけっこういるようです。
そこで今回は大学生の視点から、TOEICで700点はどれくらいすごいのか調べてみました。
本ブログ筆者
- 20才の現役大学生
- TOEIC 785点
- 結論:TOEIC700点はすごくはない
- TOEIC平均点から見た700点
- TOEIC700点は上位何パーセント?
- TOEIC700点を取ると何かメリットはある?
- まとめ:TOEIC700点はすごくはないがそれなりに使える
結論:TOEIC700点はすごくはない
”TOEIC700点はすごくはない”
これが結論です。
ネット上で調べてみると、800点もしくは900点からすごいと判断する人が多いようです。
TOEIC700点は、英検では2級から準1級レベル(高校卒業~大学中級程度)とされています。
つまり大学生の普通レベル。
大学生は受験勉強の記憶が新しいこともあり、しっかり勉強さえすれば700点は簡単に取れてしまいます。
「TOEICの点数ですごいと言われたい」「TOEICの点数を武器にしたい」という人は少なくとも800点以上は必要でしょう。
TOEIC平均点から見た700点
次は平均点から700点のレベル感を考えてみます。
画像:TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2021より
TOEICの平均点はだいたい600点前後。
700点は平均点の少し上、という位置づけです。
やはり”すごい”とまでは言えません。
TOEIC700点は上位何パーセント?
さらにTOEIC700点は上位何パーセントに属するのかも見てみましょう。
画像:TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2021より
TOEIC700点はだいたい上位30~40%です。
半分より上の人たち、という感じですね。
やはりすごくはないです。
TOEIC700点を取ると何かメリットはある?
ここまでで「TOEIC700点は全然すごくないのか、やはり800点ないとダメなのか、、、」と思った人もいるかもしれません。
しかしTOEIC700点はとても実用的です(800点には負けますが、、、)。
いくつかメリットを紹介します。
単位を取れることがある
大学・学部によっては、TOEICの点数に応じて英語の単位を取ることができます。
700点では単位認定に満たない場合もありますが、調べてみると730点くらいから単位を取れる大学がけっこうあるようです。
大学の偏差値が高いほど、学部が英語を重視しているほど、高い点数が必要となる傾向にあります。
TOEICで単位を取ればそのぶん講義を受ける必要がなくなります。
自分の大学の情報を調べて、その点数を目標にすると1つのモチベーションにもなるでしょう。
履歴書に書ける
700点あれば、履歴書に書いてマイナスになることはほぼないでしょう。
履歴書を充実させ、最低限の英語力があると示すことができます。
実際、新卒採用時に求める点数を明示している企業もあります。
画像:東進ビジネススクール│ビジネス英語講座より
国際的に働きたい場合は800点・900点が必要となってきますが、多くの企業では700点・730点あれば問題ないと考えられます。
院試で不利にならない
大学院によりますが、調べたところ700点あれば英語力が原因で院試に落ちるということはなさそうです。
院試は英語1つで勝負するわけではないので最低限の点数があれば、不利にはなりません。
旧帝大の院試で、TOEIC500点で突破していく人も珍しくはないようです。
700点あれば安心だと言えます。
ただし、今いる大学とは違う大学の院に進みたい人、英語専攻の人はもう少し点数が必要かもしれません。
英語が多少聞き取れる
TOEICで700点を取るためには、当たり前ですがそれだけのリスニング力が必要です。
そして実際に700点を取れるリスニング力があれば、会話や映画での英語を多少聞き取れます。
だから英語を聞いたときに「まったく意味がわからん、チンプンカンプン」という状況は避けられます。
まとめ:TOEIC700点はすごくはないがそれなりに使える
今回は「700点はすごいのか」という疑問に焦点をおいて、大学生視点で調べてみました。
結論700点はすごくはないですが、あらゆる場面で不利にはたらくことがほぼありません。
点数は800点、900点と高ければ高いほどいいものですが、700点は多くの大学生が時間をかけすぎずにサクッと取れるコスパのいい点数だと思います。