「読書術」と聞くとなんだか堅い印象はないですか?
読書は楽しむものなのに「このように読め!」と言われるのがなんだか嫌で、個人的に少し避けてきたジャンルです。
でもせっかく読むならためになる読み方をしたいなという気持ちもあり、尾藤克之さんの『頭がいい人の読書術』を読んでみました。
そこで今回は『頭がいい人の読書術』を読んで、印象に残った3つのポイントを説明していきます。
『頭がいい人の読書術』を3つのポイントで解説
この本を読んで印象に残ったのは、次の3つのポイントです。
- 読書は楽しまなければ意味がない
- 頭がいい人は本を全部読まない
- 読書後のアウトプットが大切
1つずつ説明していきます。
読書は楽しまなければ意味がない
「読書をしたほうがいいらしい」と聞いて本を読み始めたものの、長続きしなかった経験がある人もいるかもしれません。
それはおそらく読書を楽しいと思っていないから。
そもそも読みたくない本は読まなくていいわけです。
「有名な本だから読まないと」「速く読まないと」「月に10冊読まないと」などの義務感は不要。
読みたい本を読みたいだけ読めばいい。
楽しくないとたくさん読めないですし、読書が習慣になることはありません。
日常的に読書している人は、楽しいからたくさん読めてるはずです。
頭がいい人は本を全部読まない
その本がつまらないと思えば途中で読むのをやめてしまって構わない、と説明されています。
つまらなくてもなんとなく最後まで読んだほうが良さそうだと思い、最後まで読むことを一つのノルマにしていた人もいるかもしれません。
しかし、つまらなかったら最後まで読む必要はないのです。
だって読書は楽しむものだから。
YouTubeで見始めた動画、つまらなかったら最後まで見ませんよね。
それと同じではないでしょうか。
あと本書では速読術のようなものも説明されていて、著者はそれを「3分の1リーディング」と名付けています。
縦書きに書かれている本であれば、上部分の3分の1を読めばだいたいの内容(6~7割)がわかるというのです。
もし本当ならこれはコスパがいい。
これは少し驚きました。
私も本書を途中から「3分の1リーディング」で読んでいましたが、たしかに内容はある程度わかりました。
みなさんも近くの本、ビジネス書が好ましいです。
縦書きなら下半分、横書きなら右半分を隠してみてください。
最初は違和感があるかもしれませんが、内容はけっこう理解できると思います。
ただしこの速読術は、これはただ速く読めればいい、という考えに基づいているわけではありません。
読書は楽しい→短い時間に多くの本を読めればより楽しい、という考えのもとにある速読術です。
著者は単に速読をすすめているわけではありません。
読書は楽しむことが一番なのですから、ゆっくり読みたい人はゆっくり読めばOKです。
読書後のアウトプットが大切
記憶に残る読書をするためには、アウトプットすることがとても大切だと書かれています。
例えば、読んだ内容を誰かに話したり、ブログ記事にしたりする。
読書会への参加もおすすめされています。
アウトプットができる、ということは本の内容が理解できている証拠です。
さきほどの3分の1リーディングで本を読み、すぐにアウトプットする。
もしこれができれば、短時間で読んだ内容を忘れない読書を実現できます。
というわけで私も今実践しています。
いつもは本を読んでから数日~数週間後にブログ記事を書くのですが、今回は読んだすぐに書いてみています。
一番手っ取り早いのは、読んだ内容を誰かに話すことでしょう。
他人に教えることが、最も学習定着率が高いとも言われていますよね。
”覚える”と言うとインプットをイメージする人が多いと思うのですが、一番記憶に残りやすいのはやはりアウトプットということです。
『頭がいい人の読書術』まとめ
今回は、尾藤克之さんの『頭がいい人の読書術』を読んで印象に残った3つのポイントを説明してみました。
一番の驚きは「3分の1リーディング」ですね。
いつもは1冊の本を3~4日くらいかけて読むのですが、「3分の1リーディング」を活用してこの本は1日(電車の中)だけで読めました。
内容も思いのほか理解できているはず、、、
また読書は楽しむことが一番だけれど、ビジネス書を読んでいるのにあまり自分のためになっている気がしないなと最近感じていました。
忘れない読み方をするにはアウトプットが重要だということで、積極的に本の要約・感想記事を書いていこうと改めて思いました。
- 今よりたくさん本を読みたい人
- 速読に興味がある人
- 意味のある読書をしたい人
以上の人はぜひ本書を手に取ってみてください。
目次
はじめに 本がたくさん読めて、アウトプットできて、楽しくなるコツ
第1章 頭がいい人の読書は何が違うのか?
第2章 本は全部読まなくてもかまわない
第3章 頭がいい人は、読んだら忘れない仕組みをつくっている
第4章 頭がいい人のネット・新聞・雑誌の読み方
第5章 頭がいい人は、本を読んで終わりにしない
おわりに 読書をすると、人生が劇的に豊かになる理由