リケジョまなのブログ

大学生活・受験・オセロなどについて書いています。

【83点→158点】理系のための共通テスト国語の勉強法|現代文編

ネットで出てくる国語の勉強法は、もともと国語ができる人の勉強法が多く、なんだかピンと来ない人も多いでしょう。

ここでは国語苦手な理系の私が、実際にやっていた国語の勉強法(現代文編)を紹介していきます。

現代文を勉強していくにおいて、何かヒントになることがあれば幸いです。

 

本ブログ筆者

  • 2年生から3年生で、センター試験を83点から158点に(独学)
  • 158点中、現代文は82/100
  • 20才の現役大学生

 

 

なぜ現代文ができないのか

f:id:mana_312:20210819222730j:plain

まず、なぜ現代文ができないのか?

それは勉強していないからです。

 

多くの人は、他教科に比べて現代文の勉強時間が明らかに少ないと思います。

勉強しなければ、伸びる点数もなかなか伸びません。

 

たしかに明確な勉強法がいまいちわからず、「勉強しても点数が上がらないのではないか」と心配になる気持ちはすごいわかります。

それでも勉強すれば現代文は伸びます。

9割を目指すのは難しいですが、共通テストで5割以下の人が7割まで伸ばすことは可能です。

 

「現代文なんて勉強しても伸びない」

という人は勉強時間が少なすぎるか、勉強法が間違っているかのどちらかです。

 

他教科とのバランスを考えることも大切ですが、現代文は伸びる教科だということを覚えておいてください。

他教科の8割を9割にするより、現代文の5割を7割にするほうが簡単です。

 

現代文を勉強するときの5つの注意点

f:id:mana_312:20210819222844j:plain

経験にもとづいて、現代文を勉強するときに気をつけるべきことをここで説明しておきます。

 

自分に正直に答える

多くの理系の人は国語の問題を解くときに、考えすぎになっていると思います。

「感情移入するな」「この選択肢はひっかけだ」などの余念が入りすぎて、文章を読むことに集中できていません。

 

まずは、もっと単純に考えましょう。

自分に正直に。

文章を読んで、書いてあることに忠実に、単純な選択肢を選んでみてください。

 

自分に正直に答えていき、それで間違えたら考え方を修正していけばいいのです。

現代文を解くときに毎回複雑に考えすぎて、点数が安定せず、考え方の修正をできていない人が多い気がします。

 

時間を計る

共通テストは全科目、時間勝負です。

短い時間の中で、どれだけ基礎問題を解けるかというテストです。

だから勉強するときは必ず時間を計ってください。

 

共通テスト国語の時間配分は、人にもよりますがだいたいこのような感じです↓

  • 評論:25分
  • 小説:20分
  • 古文:20分
  • 漢文:15分

勉強が進み余裕がでてきたら制限時間を短くして、本番で焦らないようにしましょう。

 

評論と小説で分ける必要はない

「現代文 勉強法」で調べると評論文と小説で分けた勉強法が多いでしょう。

しかし、2つの違いはそんなにないと感じています。

数学Ⅰと数学Aの違いみたいなものです。

 

わたしたちが日常的に使っている言葉の文章を読んで、問題に答える。

たいした違いはありません。

そのため同じ勉強法でOKです。

 

選択肢はまず語尾を見よう

評論・小説では文章を読んでから、選択肢を見て解いていきます。

この選択肢を見るときに、まず語尾から見ると早く解けます。

 

語尾で答えの方向性がわかるので、明らかに違うものは除外してください。

答えが2つか3つに絞れます。

 

語尾で明らかに違う選択肢は読む必要がありません。

そのぶん時短になります。

 

解いたあとは答えを読み込め

現代文で、問題集・参考書・過去問を解いたあとは必ず答えをしっかり読んでください。

正解だった選択肢もまぐれで正解だった可能性もあるので、必ず確認しましょう。

 

5つすべての選択肢で正解の選択肢がなぜ正解なのか、間違いの選択肢がなぜ間違いなのか確認して、自分の考え方を修正していきます。

現代文の勉強で大切なのは、どれだけ初見で解けるかではなく、どれだけ答えを確認するかです。

 

国語苦手な理系のための現代文勉強法

f:id:mana_312:20210819222912j:plain

時期に合わせて勉強法を紹介していきます。

先ほど紹介した注意点に気をつけながら、勉強していってください。

 

【3年生夏休み前】易しいレベルの問題集をやる

まずは易しいレベルの問題集で、現代文嫌いを克服していきます。

共通テスト(センター)過去問を解く前の準備段階として、易しいレベルの問題集で慣れることはけっこう有効です。

 

現代文を解いていく流れ「設問を読む→文章を読む→選択肢を見て選ぶ」を脳に覚えさせましょう。

もちろん時間計測・解答確認を怠らないようにしてください。

 

問題集は、共通テスト形式かつ基礎レベルであればどれでも構いません。

私は実際にこの問題集を使いました↓

 

【3年生夏休み】過去問を20年分解く

夏休みに入ったら過去問を解いていきましょう。

現代文も数学と同じで、問題を何問も解いていくことは大切です。

 

赤本でも黒本でもいいので20年分くらい、1日1年分解いていきましょう。

80分で古文・漢文と合わせて解いていくといいと思います。

 

解いた後は、評論の漢字の問題・小説の語句の問題も、解答をしっかり確認してください。

 

【3年生秋】易しいレベルの問題集を復習する

3年生秋は、理系の人が国語に割く時間はほとんどありません。

国公立の二次対策で英語・数学・理科に時間を割きたい時期だからです。

 

それでも土日は国語に時間を割くようにしましょう。

夏休み前にやった易しいレベルの問題集を復習するといいと思います。

 

国語で同じ問題を解くことに意味はあるのか?というのは、今でも最大の謎です。

それでも「解いたことのある問題を解けなかったらヤバいな」と私は思ったので、復習しました。

 

2回目なので、「どの選択肢が答えなのか」というよりも「なぜこの選択肢が間違いなのか」まで、注意を払いながら解くと効果があると思います。

確実な根拠を持って解いていくことで、意味のある2回目になります。

 

【3年生冬】過去問20年分を復習する

3年生の冬、共通テスト対策に時間を多く使う時期になったら、過去問20年分も復習してください。

繰り返しますが、”確実な根拠”を持った解答をすることが大切です。

間違えたら確認も忘れずに。

 

余裕があれば、これまでに受験した模試も復習するといいと思います。

 

【共通テスト直前】予想問題集を解く

共通テスト前に本番でどのように解いていくか、予想問題集で実践しましょう。

このときに点数が悪くても「やばい、どうしよう」と思わないでください。

 

点数が悪かったときは、自分の弱点を本番前に見つけられてラッキーだと思ってください。

これは冗談や優しさではなく、本当にラッキーです。

 

何回も繰り返しますが、解答を必ず確認してください。

正解の選択肢がなぜ正解なのか、間違いの選択肢はなぜ間違いなのか。

直前もやることは変わりません。

 

まとめ:現代文も勉強すれば伸びる

今回は、国語苦手な理系の私が実際にやっていた勉強法を紹介しました。

紹介したのは一例であり、みなさんが同じことをやって確実に点数が伸びるという保証はありません。

それでも現代文は数学と同じで、しっかりと時間をとり演習を繰り返せば、国語が苦手でも点数は上がります。