最初に結論を言います。
受験勉強は今すぐ始めるべきです。
「受験勉強を始めるのは早いほうがいいだろうな」とみなさんも薄々気づいているでしょう。
今回は「なぜ今すぐ受験勉強を始めるべきか」について説明していきます。
高校受験を終え、難関大学を目指す1年生・2年生を想定読者としています。
本ブログ筆者
- 現役の国公立理系大学生
- センター85%
- 塾チューターの経験あり
受験勉強を今すぐ始めるべき5つの理由
今すぐ始めるべき理由は次の5つです。
- 今すぐ始めたほうがラクで効率的
- 高校受験と大学受験はまるで違う
- 「みんな」よりも先に始める
- 勉強法を探す時間が必要
- 復習の時間が必要
今すぐ始めたほうがラクで効率的
100時間勉強しようと思ったときに
- 1日1時間×100日
- 1日10時間×10日
どちらがラクだと思いますか?
「1日1時間×100日」のほうが明らかにラクです。
もしかしたら「1日2時間×50日」にしたい人もいるかもしれません。
それでも「1日1時間×100日」の勝ちです。
なぜなら、まったく勉強していなかった人がいきなり2時間の勉強を習慣化するのは非常につらいからです。
しかも2時間より1時間のほうが集中力も続きます。
ほかには途中で体調を崩したとき、挽回しやすいのも「1日1時間×100日」です。
受験勉強にも同じようなことが言えます。
1年生から毎日1時間勉強したAさんと、まったく勉強していなかったBさんがいるとします。
2人とも3年生で同じ大学を目指しています。
BさんがAさんに追いつくためには、3年生からAさんよりも毎日2時間プラスで勉強する必要があります。
Aさんが3年生になって毎日3時間勉強していたら、Bさんは毎日5時間勉強しなければいけません。
これはつらい、、、。
Bさんはこれまでまったく勉強していなかった人ですからね。
そして現実の世界では、Bさんは5時間勉強することができず、大学に落ちます。
もちろん勉強は時間がすべてではありませんが、大学受験に失敗する多くの人は明らかに勉強時間不足です。
「長時間×短期間」よりも「短時間×長期間」のほうがラクで確実、効率的なのは間違いありません。
高校受験と大学受験はまるで違う
「高校受験は3年生夏からでなんとかなったから、大学受験も大丈夫でしょ」と思っている人が少なからずいます。
これは大間違いです。
大学受験は高校受験に比べて、
- 科目数が多い
- 難易度が高い
からです。
国公立大学を受験するためには、共通テストの9科目+難易度の高い二次試験のために対策が必要です。
1年で間に合わせるのはほぼ不可能です。
実感が湧かない人は「共通テスト 過去問」で検索して過去問を調べたり、本屋で有名大学の赤本を手に取ってみてください。
特に難関大学の二次試験を見ると、絶望すると思います。
国公立の二次試験は6割取れば合格できると言われていますが、逆に言えばそれだけ難しいということです。
高校受験のときは、学校の授業を理解して基礎を身につければ、公立でも私立でもある程度うまくいったことでしょう。
しかし大学受験は基礎を当たり前のように身につけたあと、応用力がないと点が取れません。
高校受験と大学受験はまったくの別物だと覚えておいてください。
「みんな」よりも先に始める
みなさんの周りの人は受験勉強を始めていますか?
もしかしたら、全然始めていないかもしれません。
しかし「みんなまだ受験勉強していないから大丈夫だろう」は超危険です。
なぜなら、大学受験は大半の人が落ちるからです。
みんなと同じようにサボっていてはそりゃ落ちます。
どうせ同じことをするなら、大学受験に成功した人と同じことをしましょう。
画像出典元:TOSHIN TIMES(東進タイムズ) on Web
難関大学に現役合格した人の中では、高2の3月までに受験勉強を始めた人が3人に2人です。
旧七帝大+早慶では4人に3人が高2の3月までに始めています。
勉強法を探す時間が必要
3年生になってから「勉強法がわかりません」「どうやって勉強すればいいですか」と言い始める人がたくさんいます。
塾でチューターをしていたときにはそれっぽいアドバイスをしていましたが、生徒さんにその勉強法が合うのかはわかりません。
自分に合う勉強法は、けっきょく自分で探すしかないのです。
ではどうやって探すのか。
先生や友達に聞いたりネットで調べたりしてさまざまな勉強法を知り、あらゆる勉強法を試していきます。
「勉強→テスト→勉強法の見直し」という形です。
合う勉強法を探すために必要なのは”試行錯誤”ということです。
そして試行錯誤のために必要なのが”時間”です。
高3になってから「勉強法がわかりません」ではもう手遅れ。
高1・高2のうちに試行錯誤して、点数が取れる勉強法をある程度見つけておかなければいけません。
高3の夏休みには10時間以上勉強することになります。
点数が取れるかわからない方法で10時間勉強してもムダです。
高1・高2のうちは基礎固めをしたほうがいいとよく言われますが、加えて自分に合う勉強法を探す時間でもあるのです。
復習の時間が必要
勉強において「復習が大切」なのは言うまでもないでしょう。
すべてが暗記科目ではありませんが、それでも勉強の基本は「暗記→復習」の繰り返しです。
早めから勉強を開始すれば、それだけ復習の時間を確保できます。
高1・高2のうちに学校の授業を復習してもいいですし。
高1・高2のうちに高3の範囲を予習して、高3で復習してもいいです。
高3から勉強し始めると、暗記しただけの復習不足で本番を迎えることになります。
結果は散々でしょう。
まとめ:受験勉強は今すぐ始めよう
今回は受験勉強を今すぐ始めるべき理由5つを紹介しました。
高3になってからいきなり長時間の勉強はつらいですし、多くの人は逃げてしまいたくさん勉強できません。
そして勉強法を確立できず復習もできません。
受験勉強を遅く始めるメリットは、今遊べることだけです。
受験勉強を今すぐ始めるメリットは
- ラク・効率的
- 勉強法を見つけられる
- 復習できる
これだけあり、デメリットは今遊べる時間が減ることです。
大学生になってから遊ぶ時間は余るほどありますよ。