リケジョまなのブログ

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【大学受験】化学の参考書おすすめ4選|現役の化学科女子が選びました

「化学の覚えやすい参考書ないかな」

「化学は問題集は結局どれやればいいの?」

と迷っている受験生も多いのではないでしょうか?

 

試しに「化学 参考書 おすすめ」と調べてみると、参考書を10~30個ほど紹介しているサイトが多数あります。

たくさん紹介してくれてありがたいのですが、結局どれがいいのかわからないですよね。

 

そこで本記事ではおすすめを4つまで絞りました。

化学の参考書がありすぎて困っている受験生はぜひ参考にしてください。

 

ちなみに私は現役の化学科女子であり、センター試験(現:大学入学共通テスト)はもちろんのこと、国公立二次まで化学の試験を受け合格しました。

センター試験で取った点数は83点です。

そのため共通テストで8割取りたい人・国公立二次まで対策したい人は特に参考にできると思います。

 

 

化学科女子が実際に使っていた参考書2冊 

おすすめを紹介する前に、私が実際に使っていた参考書2冊を紹介したいと思います。

 

リードα 化学基礎+化学

『リードα 化学基礎+化学』は学校で買わされた参考書です。

問題はわりと簡単で、定期テスト前の勉強や苦手単元の補強に使っていました。

問題がレベル別に分けられていて、演習しやすい。

教科書と難しい問題集の架け橋となるような参考書です。

 

化学重要問題集 化学・化学基礎

『化学重要問題集 化学・化学基礎』も学校で買わされた参考書です。
難しめの問題が多くて、国公立二次対策に使えます。
基礎が身についていないときに、いきなり解き始めると挫折する可能性ありです。
最終的にこの重要問題集が解けるようになれば、東大・京大を除く旧帝大までは行けます。
 
化学については、自ら「買おう!」と思って買った参考書はありません。
塾でも化学はやっていないので、独学です。
 
教科書・資料集・紹介した参考書2冊・過去問を使って、国公立二次まで対策しました。
紹介した2冊を自分で選んだわけではないですが、実際に結果が出たので自信を持っておすすめできます。
 

化学の参考書おすすめ4選

ここでは化学の参考書を4つ、情報整理型と問題演習型に分けて紹介します。

問題演習型は先ほど紹介した2冊です。

情報整理型の2冊は実際に使ってはいませんが、塾でアルバイトしていたときの経験を活かして選びました。

 

情報整理型

まずは情報整理型から。

宇宙一わかりやすい高校化学シリーズ

この『宇宙一わかりやすい高校化学』は理論化学・無機化学・有機化学に分けられています。

内容は比較的簡単であり、教科書をより噛み砕いて説明しているという感じです。

「化学が苦手だ」「化学がさっぱりわからない」という人にぴったりの参考書です。

中のページは白・黒・赤で書かれていて、カラフルすぎず見やすいところもポイント。

3つの分野に分かれているので、苦手な分野だけ参考書で補強するのもありですね。

理論化学↑ 無機化学↓ 有機化学↓

 

大学受験Do 鎌田・福間の化学講義シリーズ

こちらも理論化学・無機化学・有機化学に分かれています。

東進の鎌田先生・駿台の福間先生という塾の有名講師2人が書いた参考書です。

先ほど紹介した『宇宙一わかりやすい高校化学』よりも難易度が高めとなっています。

教科書を丁寧に説明している感じではなく、大学受験に向けての情報整理という感じです。

解説が細かすぎずあっさりとしているので、化学が苦手な人・基礎を理解していない人には厳しいと思います。

「大学受験に向けて本格的に化学を勉強したい」「二次まで化学を使う」という人におすすめです。

理論化学↑ 無機化学↓ 有機化学↓

 

問題演習型

続いて問題演習型。

リードα 化学基礎+化学

『リードα 化学基礎+化学』は、冒頭の「実際に使っていた参考書」でも紹介したので細かい説明は省略します。
教科書の内容を問題で確認したい人・化学は共通テストでしか使わない人に合う問題集。
化学が苦手な人も、基本問題を解けるようになってから応用問題を解いていくと順調に勉強していけます。
 

化学重要問題集 化学・化学基礎

『化学重要問題集 化学・化学基礎』も、冒頭の「実際に使っていた参考書」で紹介したので細かい説明は省略。
国公立二次まで化学が必要な人・難関私立の化学を受ける人に合う参考書です。
リードαのようは典型的な問題が解けるようになってから、挑戦したほうがいいと思います。
 

化学の一問一答はおすすめしない理由

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化学に限らず、基本的に一問一答はおすすめしません。

なぜなら一問一答を暗記に使うと情報が頭の中で点在して、つながりにくいからです。

決まった問題に決まった答えを返せるようになって一見覚えたように思えますが、実は情報が整理できていないという状態になります。

 

化学用語は、教科書や情報整理型の参考書を使って情報を理解することで覚えていきます。

情報整理型は読む→理解する→覚えるという感じですが、一問一答は読む→覚えるとなっているので、理解が伴わないことが多いです。

 

ただし人には合う・合わないがあります。

そのためこれまでの勉強で一問一答を使って成果が出ていた人は、使っていもいいと思います。

やみくもに一問一答を選ぶのはちょっと待った!をかけたくなるということです。

 

暗記のための参考書は必要か?

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そもそも思うのは情報を整理したり、暗記したりするために参考書を買う必要があるのか?と言うことです。

 

教科書で十分よ

教科書でも情報整理・暗記は可能です。

実際私も教科書や資料集で覚えて、問題集を解いていました。

ただ教科書は単調でつまらないので、化学が苦手な人にとっては絶対に開きたくないものかもしれません。

 

参考書買うとモチベ上がる

参考書を買うとモチベーションがちょっと上がる、みたいなところありますよね。

教科書より色も付いていて、見やすい。

だから、「化学勉強のモチベが上がらない」「教科書は本当つまらない」みたいな人は参考書を買う意味があると思います。

 

つまり、「勉強するから参考書買おう」という安易な決断は注意が必要ということです。

なぜ参考書を買うのか目的をはっきりさせないと、日が経つにつれて参考書に意味を感じなくなります。

「教科書も情報整理されているけれどつまらないから、参考書で一旦頑張ろう」という意思・理由を持って参考書を買うことが大切です。

参考書を買っただけで勉強ができるようにはなりません。

 

化学問題集の勉強手順

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問題演習のよくある勉強手順ですが、ここで紹介します。

  1. 自力で解く
  2. 丸付け
  3. 間違えた問題に印
  4. 解説を確認
  5. 間違えた問題をもう一度解く
  6. 正解できるまで2~5を繰り返す

最も重要なのは正解できるまで繰り返すことです。

一度解いただけでは、間違えた問題がテストに出てきたときにまた間違えることになります。

なお間違えた回数がわかるように印は消さないほうがおすすめです。

 

まとめ:自分に合う化学の参考書を見つけよう

本記事では化学のおすすめ参考書4つを紹介しました。

「参考書選びはこだわったほうがいい」という人もいますが、こだわりすぎていると勉強が遅れてしまいます。

ある程度悩んだら使う参考書を決め、勉強し始めるよう注意しましょう。

紹介したものを参考にしながら、自分に合う化学の参考書をぜひ見つけてください。