「好きな音楽を聴きながら勉強したい」と考える人は多いのではないでしょうか。
特に受験生だと1日に10時間くらい勉強することもあるので、だんだん集中力・やる気が切れてきますよね。
そんなときに自分の好きな曲を聴きながら勉強するとモチベーションが上がる、という人もいるかと思います。
しかし自分の好きな曲が”歌詞あり”の曲だと「歌詞が勉強の邪魔になるのでは?」と心配な気持ちがよぎるかもしれません。
そこで、今回は”歌詞あり”の音楽を勉強中に聴くのはどうなのか、について考えていきたいと思います。
本ブログ筆者
- 国公立理系に現役合格
- センター85%(過去の栄光)
- 結論:勉強中に歌詞ありの音楽はおすすめできない
- 勉強中に歌詞ありの音楽はおすすめできない理由
- 歌詞ありの音楽を聴きながら勉強していた話
- 歌詞なしで勉強中におすすめの音楽は?
- まとめ:勉強中は歌詞なし音楽がベター
結論:勉強中に歌詞ありの音楽はおすすめできない
結論から言うと、勉強中に歌詞ありの音楽はおすすめできません。
ネットで調べてみても「音楽を聴くのはいいけれど歌詞ありはよくない」という意見が多いなと感じました。
一番いいのは音楽なしで勉強することだと思います。
そして音楽を聴くならば、歌詞なしの曲が無難、といったところでしょう。
勉強中に歌詞ありの音楽はおすすめできない理由
ではなぜ”歌詞あり”の音楽は勉強中に聴かないほうがいいのでしょうか?
大きくわけて2つの理由があると思います。
- 情報量が多い
- 歌詞の”意味”が邪魔になる
1つずつ説明していきます。
情報量が多い
歌詞ありの曲をおすすめできない理由の1つは、取り込む情報量が単純に増えることによって、集中力が低下するからです。
そもそも勉強中に音楽を聴くというのは、いわゆる"ながら勉強"になり、意識の一部が音楽に向くことになります。
つまり勉強に全力集中の状態ではなくなる、ということです。
勉強以外の情報をわざわざ取り込んでいるわけですから、脳はどこかで音楽のことを気にしているはず。
よって集中力が散漫になるので、一般的に勉強中は音楽を聴かないほうがいいとされています。
そして歌詞ありの曲は、歌詞なしの曲に比べて耳から入る情報が増えることになります。
音楽自体の情報量が増えると、脳はまたそのぶんだけ意識をその情報に割くことになりますから、勉強への集中力が下がると考えられます。
歌詞の”意味”が邪魔になる
歌詞ありの曲が、歌詞なしの曲と最も大きく違う点は、脳が”意味”を認識できる点です。
そしてその”意味”は勉強の邪魔になります。
みなさんはカフェにいるとき、となりの見知らぬ人たちの会話が耳に入ってきて、脳内でこっそり突っ込んでしまうことはありませんか?
例えば、となりのテーブルの女性陣たちが「彼氏が割り勘してきてさ~」と話していると、「割り勘でいいじゃないか」と自分の脳内で突っ込んでしまうような感じです。
店内のBGMはさほど気にならないのに、となりの席の人たちの会話は気になってしまう。
これは会話が日本語であり、日本語の意味を脳が認識できるからだと思います。
もし知らない言語なら最初こそは気になるものの、話が追えず途中からはあまり気にならないと考えられます。
歌詞ありの音楽でも同じようなことが言えるでしょう。
歌詞は意味がわかってしまうからこそ、勉強するときには邪魔なのです。
英語や国語の長文を読むことを想像すれば、歌詞ありの曲が邪魔になることは容易に想像できるかと思います。
友達とラーメン屋の話をしているのに、となりから恋愛トークをぶっ込まれるイメージです。
まとめると、歌詞が日本語であるからこそ意味を認識できてしまい、その”意味”というものが勉強の邪魔になるということです。
歌詞ありの音楽を聴きながら勉強していた話
私は勉強中に歌詞ありの音楽をたまに聴いていました。
特に聴いていたのは米津玄師さんの曲です。
たまには歌詞ありの曲を聴いてもいいのかなと思います。
英語や国語の勉強にはやはり向いていないと思いますが、タイミングを選べば、歌詞ありの曲でもさほど邪魔になりません。
例えば、数学の問題を解くとき、勉強をし始めるときなどです。
言語系以外を勉強するときや、やる気を出したいときですね。
また、その人自身の音楽の聴き方も関係してくるでしょう。
曲を聴くときに、歌詞をけっこう聴く人もいれば、歌詞をあまり聴かないという人もいます。
歌詞をけっこう聴く人が歌詞ありの曲を聴くと勉強の邪魔になりやすいでしょう。
逆に普段から歌詞をあまり聴かない人であれば、歌詞による影響は小さくなると思います。
私は歌詞を聴かないほうの人間なので、歌詞ありの音楽を聴いていてもさほど邪魔にならなかったのかもしれません。
どれくらい歌詞を聴いていないのかというと、毎日同じ曲を聴いていてもカラオケで歌えないくらいです。
まあそんなことはさておき、もちろん歌詞のない曲のほうが好ましいです。
でも、変にルールばかりを決めて勉強がつらくなるくらなら、何も決めずに少しでも楽しく勉強するといいと思いますよ。
歌詞なしで勉強中におすすめの音楽は?
歌詞ありの曲はあまりおすすめできないということで、さいごに勉強中におすすめの”歌詞なし”音楽をいくつか紹介しておきます。
クラシック
10代の若者で「クラシックが好きだ」という人は少ないかもしれませんが、クラシックにはリラックスできるような曲も多いため、おすすめです。
しかも、自習室にいてもカフェにいるかのようなおしゃれ感を感じられます。
カフェ感ではジャズやオルゴールもいいですね。
洋楽
歌詞なしではありませんが、日本語の歌詞なし、という意味でおすすめに入れました。
歌詞ありの曲は”意味”が分かってしまう点がよくないのですが、意味のわからない英語の曲なら、歌詞ありでもあまり邪魔になりません。
ただリスニングの力が伸びてきたら歌詞が聞き取れるようになってしまうかも?
自分の好きな曲
歌詞なしの曲で自分の好きな曲があれば、それを聴くと良いと思います。
やはりモチベーションアップという意味で音楽を聴くのであれば、好きな曲が一番効果がありそうです。
「歌詞なしの曲で特に好きなのないぞ」という人には、好きなアニメやドラマで使われている曲が個人的におすすめです。
名探偵コナンが好きなので、映画のオープニングメドレーをよく聴いていました(気分上がります)。
まとめ:勉強中は歌詞なし音楽がベター
今回は「勉強中に歌詞ありの曲を聴くのはどうなの?」ということについて考えてみました。
勉強中は歌詞なし音楽のほうがベターだと思います。
歌詞があると、情報量が増え、意味を認識してしまい勉強の邪魔になるからです。
歌詞なしの曲・歌詞ありの曲でどちらのほうが自分は集中できるのか、実験してみてもいいかもしれません。