「大学受験の本番で緊張して、実力を発揮できなかったらどうしよう」と考えている受験生は大勢いるのではないでしょうか?
私自身もとても緊張しやすいほうで、ちょっとしたことでもすぐ手が震えてしまいます。
しかしそんな私でも大学受験をなんとか乗り越えられました。
そこで今回は、大学受験で緊張しながらでも実力を発揮できる方法5つを紹介します。
「緊張しやすくて心配」「緊張して頭が真っ白になったらどうしよう」と不安でいっぱいの受験生は参考にしてください。
【前提】大学受験は緊張して当たり前
まず、大学受験は緊張して当たり前です。
努力した人ほど「実力を発揮して良い点数を取りたい」という気持ちが強いので、緊張します。
だから「どうして緊張してしまうんだろう」「自分が緊張しない性格だったら良かったのに」と悩む必要はありません。
大学受験はみんな緊張するものです。
緊張は悪いことではない
そもそも緊張することは悪いことではありません。
ほどよい緊張感は自分の能力・集中力を最大限に高めてくれるからです。
まったく緊張せず油断していると、思わぬミスをする可能性もあります。
緊張しやすいほうが有利かも?
大学受験は緊張しやすい人のほうが有利かもしれません。
なぜなら緊張感に慣れているからです。
世の中にはあまり緊張しない人もいるようですが、そんな人が「大学受験では急に緊張してしまって失敗した」という話はよく聞きます。
緊張している自分に慣れていないので、びっくりしてしまうのでしょう。
緊張感への慣れを考えると、緊張しない人よりも緊張しやすい人のほうが有利なのではないでしょうか?
「緊張しないように」と思うと余計に緊張する
大学受験では緊張することが当たり前であり、「緊張しないように」と思うと余計に緊張してしまいます。
だから緊張しないようにするのではなく、緊張することを前提に対策を考えておくほうが現実的です。
緊張しながらでも実力を発揮できる方法を考えましょう。
緊張しながらでも実力を発揮できる5つの方法
緊張しながらでも実力を発揮できる方法は次の5つです。
- 解く順番・時間配分を決めておく
- わからないときに選ぶ番号を決めておく
- 周りの人を完全無視
- 自分宛のメモを書いておく
- 最悪の状況を考えておく
一つ一つ簡単に説明していきます。
解く順番・時間配分を決めておく
解く順番・時間配分を決めておくことはマストです。
これらを決めておくことで、たとえ緊張していても時計さえ見れば、機械的に解き進められるからです。
解く順番・時間配分を決めずにひたすら解いてしまうと、最後のほうで時間がなくて焦り、実力を発揮できない原因となります。
わからないときに選ぶ番号を決めておく
記述式の問題では使えないですが、マーク式では使える方法です。
試験中はどうしてもわからない問題が出てきます。
そんなときに「どうしよう、どうしよう、どれにしよう」と悩んでいるのは時間をムダに消費してしまいます。
「わからなかったら3番にマーク、時間が余ったら考え直す」「2択で迷ったら番号の小さいほうにマーク」などと決めておきましょう。
迷いすぎて時間がなくなると焦るので、わからなくてもさっさとマークして、次の問題を解いてください。
周りの人を完全無視
試験中は周りの人の問題用紙をめくる音が気になるかもしれません。
しかし「となりの人、もう次のページ行ったの?はやっ、、、自分遅いかな」と気にする必要はありません。
となりの人はわからない問題を飛ばしたから速いのかもしれません。
とにかく自分が決めた時間配分で解いていけば、予想外に時間がなくなることはありません。
周りの人は完全無視で、自分のペースで解きましょう。
自分宛のメモを書いておく
これは緊張しやすい私が考えた自己流の方法です。
受験本番が始まる3日前くらいに、試験前の自分へメモを書いておきました。
共通テストなら例えば
- 国語は漢文→古文→、、、の順番で解くこと
- 英語の時間配分は1問目〇分、2問目△分、、、
- 「数学Ⅰ」ではなく「数学ⅠA」を解くこと
- 化学は無機化学から解く
など試験で気をつけることをメモしておきます。
そしてそのメモを試験直前に見ることで、緊張による最悪のミスは防げます。
最悪のミスというのは、「数学ⅠA」を解くはずなのに、問題冊子の最初にある「数学Ⅰ」を解いてしまうとかのことです。
また、「試験直前はそのメモを見れば大丈夫だ」という安心感にもつながります。
最悪の状況を考えておく
最悪の状況を考えておくことも効果的です。
- 試験の日がとても寒かったら
- 試験中にお腹が痛くなったら
- となりの人がうるさかったら
- 鉛筆の芯がぜんぶ折れたら
これだけ考えておけばすべて重なることはそうないですし、実際に起こってもたいしてびっくりしません。
「最悪の状況なんか考えたらもっと緊張するじゃん」と思うかもしれませんが、脳的には予想外のことが起こるよりマシです。
「緊張」に対しても
- 頭が真っ白になったら
- 手が震えたら
- 手汗がすごかったら
- 貧乏ゆすりが止まらなかったら
- 気絶したら
まで考えておく。
おそらくすべて起こることはないでしょうから、「思っていたよりもマシだ」と思うことができます。
その結果、緊張しながらでも多少の余裕が生じ、実力を発揮しやすくなります。
まとめ:大学受験は緊張していい
今回は大学受験で緊張しながらでも実力を発揮できる方法を紹介しました。
もう一度言いますが、大学受験は緊張していいですし、緊張して当然です。
「まったく緊張しないわ」と言っている人もきっと緊張しています。
緊張すること前提で試験に挑みましょう。