受験生のみなさん、こんにちは。
高校生のとき2年生1月から3年生1月で、センター試験国語の点数を83点から158点にした、現役大学生のまなと申します。
ここでは国語苦手な理系の私が、実際にやっていた古文の勉強法を紹介します。
ちなみに古文は37点/50でしたので、古文で7割くらい取りたい人の参考になればと思います。
なぜ古文ができないのか?
古文の問題が解けない理由には、以下の2つの理由があると思います。
- 古文単語を知らない
- 明らかに勉強していない
まずは古文単語を知らないと、点数は取れるようになりません。
逆に言ってしまえば、古文は「古文単語暗記ゲーム」です。
単語を覚えるだけで、古文へのハードルが一気に下がります。
問題を解けるかは、また別の話ではありますが。
あと、そもそも勉強していないから解けない、というのも古文が解けない理由です。
理系は国語嫌いが多いですし、そもそも入試における配点もそこまで大きくないでしょう。
だから理系の人は、古文の勉強時間が明らかに少ないです。
文系の人ほど頑張る必要もないですが、点数を伸ばすためには最低限勉強しないといけません。
古文の点数を上げたければ意識的に勉強時間を確保しましょう。
古文を勉強するときの5つの注意点
ここでは古文を勉強するときの注意点を5つ紹介していきます。
古文単語はすぐに思い出せるまで覚える
古文単語をまず覚えると思うのですが、一瞬で思い出せるまでしっかり暗記してください。
いちいち思い出すために時間がかかっていたら、国語全体で時間が足りなくなってしまいます。
ただし、問題演習をしていくうちに暗記が定着することも多いので、完璧にこだわりすぎないようにすることも大切です。
注釈と問題文を先読み
古文を読む前に、現代日本語の部分から情報を得ましょう。
特に注釈は、登場人物の地位や背景に関係しているので、問題を解く上で大切な情報源です。
必ず読むようにしてください。
問題文は選択肢まで読む必要はありません。
選択肢まで読むと先入観が入ってしまうからです。
何を聞かれているのかだけ確認します。
主語を常に確認
”古文解けないときあるある”堂々の1位は、主語行方不明です。
誰が何をしているのか、主語と動詞はセットで読んでいきましょう。
ちなみに、主語を判断するときに一番使えるのは敬語だと思います。
時間を計る
問題・過去問を解くときは必ず時間を計ってください。
古文にかける時間は長くて20分、慣れてきたら15~18分が好ましいです。
共通テストは時間勝負であることを忘れないように。
解いたあとは答えを読み込め
現代文・古文・漢文すべてにおいて、国語が苦手な人は解答確認に力を入れてください。
正しい解釈ができていたか、なぜこの選択肢は間違いなのか、解答をすみずみまで読み込んでください。
いくら問題を解いていても、解答確認がおろそかだとまったく意味がありません。
初見での点数なんて何点でもいいのです。
どれだけ解答を確認するかがとても重要です。
国語苦手な理系のための古文勉強法
もし古文で9割や満点を目指すなら、今回紹介する方法では勉強時間が少ないと思われます。
でも、余裕のある人以外、理系が古文にかけている時間はそんなにありません。
【3年生夏休み前】古文単語・文法を覚える
まず古文単語と文法を覚えます。
学校で配られている単語帳、参考書でかまいません。
が、古文単語はこちらの単語帳が覚えやすいです↓
文法は学校で購入した『体系古典文法』を使っていました。
古文文法は基本的にすべて覚えてほしいですが、特に重要なのは助動詞と敬語。
あと基本活用「未然・連用・終止・連体・已然・命令」でどのように言葉が変化するのかも覚えてください。
古文文法は1・2年生の授業でしっかり覚えていれば、ラクなはずです。
単語・文法ともに、夏休み前まで(7月中旬まで)にすべて覚えておくことが理想的です。
【3年生夏休み】過去問20年分を解く
現代文・古文・漢文でまとめて80分で解いていきましょう。
1日1年分ずつ解いていき、1日に少なくとも1つは古文に触れるようにするといいです。
時間を計ることと、解答を確認することを忘れずに。
もし記憶が曖昧な古文単語・文法があれば、ここで覚え直しましょう。
【3年生秋】学校の授業を真剣に受ける
3年生秋は、理系なら国公立二次の対策に時間を割きたい時期です。
正直言って古文に多くの時間を割くことはできません。
だからこそ学校の授業を真剣に受けるようにしましょう。
授業でやったことはその場でどんどん覚えていく。
学校の授業以外で時間が取れないなら、授業をフル活用していくしかありません。
これまでよりも一層授業に集中するといいと思います。
【3年生冬】過去問20年分の復習
共通テスト対策に時間を多くかける時期になったら、過去問をもう一度解いていきます。
もし正解の選択肢を覚えていても、なぜそれが正解なのか根拠を持った解答をすることで、2回目でも意味があります。
これまで受けてきた模試も同様に復習しましょう。
【3年生共通テスト直前】予想問題集を解く
共通テスト直前には予想問題集で、試験本番でどのように解いていくのか再度シミュレーションしておきます。
国語全体で5分くらい余して解けるようにしておくと、本番で余裕が生まれると思います。
まとめ:古文は勉強すれば伸びる
本記事では、国語苦手な理系の私が実際にやっていた勉強法を紹介しました。
大切なのは古文単語の暗記と、解いたあとの解答確認です。
あとは過去問を繰り返しやることが手っ取り早いと思います。