マーク模試の国語で点数が取れなくて困っている理系高校生はけっこう多いのではないでしょうか?
共通テストで 200/900 を占められるのはけっこう痛いですよね。
私も国語が大の苦手だった理系高校生の1人でした。
高校2年生の1月にセンター同日体験模試を受けたら 83/200 。
最終的にセンター全体で取りたいのは8割。
さすがにこれはまずいと思い猛勉強(独学)したところ、本番では 158/200 を取ることができました。
8割には届きませんでしたが、なんとか他教科でカバーできる範囲です。
そこで今回は実際に使って、点数を83点→158点にした国語の参考書を紹介します。
「国語なんてセンスだ」「国語は捨てるから」というかつての私のような理系高校生の参考になればと思います。
共通テスト国語が苦手な理系におすすめの参考書
理系高校生にとって問題なのは、国語の勉強にあまり時間を割けないこと。
国語なんかより数学や理科を勉強したいですよね。
ここで紹介するのは理系が使った理系におすすめ参考書なので、詳しすぎるという無駄はないかと思います。
<現代文>マーク式基礎問題集現代文
この参考書は共通テストより易しめです。
評論10題・小説10題の合わせて20題が収録されています。
1日1題ずつ、20日かけて解いていくことで、現代文への嫌悪感が和らぎました。
大切なのは解いたあとの復習です。
なぜ正解なのか、なぜ不正解なのかをしっかり考えることで、現代文という教科の特徴を少しずつ掴めていきました。
共通テスト(センター試験)の過去問に手をつける前の準備で、演習量を増やすために使えます。
<古文>古文単語ゴロゴ
古文は単語を覚えるだけでマジで読めるようになります。
古文単語ゴロゴは、単語565個を語呂合わせで覚えられるところがポイント。
声に出しながら1~2週間程度で覚えられました。
短い時間でさっと覚えたい理系に最適です。
他の古文単語帳だと単語数が少ない上に、語呂合わせでもないので覚えにくかったです。
◎ 古文文法について ◎
古文では古文文法も覚えておいたほうがいいです。
文法については参考書のこだわりがなく、学校で買った『体系古典文法』を使っていました。
参考書は何でもいいので、動詞・助詞・助動詞・敬語あたりを重点的に覚えましょう。
例えばラ変なら「ら、り、り、る、れ、れ」などと、何回も声に出していれば覚えられます。
<漢文>漢文一問一答
いい意味で説明が少ない参考書です。
漢文は句法とちょっとした知識を覚えればなんとかなります。
理系なら漢文は共通テストのみ、という人が多いと思うので一問一答でさっと覚えてしまいましょう
「丁寧な説明が欲しい」「深くまで理解したい」という人なら、有名な『漢文ヤマのヤマ』や『漢文早覚え速答法』もおすすめです。
共通テスト対策として最短なのは『漢文一問一答』かなと思います。
理解が重要とされる他教科では、一問一答をおすすめしないのですが、漢文に関しては理解よりも暗記なのでOKです。
過去問は夏休みに
国語の共通テスト対策において、共通テスト(センター)の過去問は必須です。
現代文への免疫をつけて古典知識を蓄えたら、いざ過去問演習。
国語の問題は共通テストの中でも特にクセがあるので、過去問で慣れるのが手っ取り早いです。
「共通テストの過去問は11月からでいい」と言われがちですが、国語苦手民が11月から国語を解いたら手遅れです。
夏に1周して、11・12月頃に2週目。
「国語の問題を2周するのって意味あるの?問題覚えてるじゃん」とも思いますが、2週目は一つ一つの選択肢に対して、正解の根拠・不正解の根拠をしっかり考えることで効果的になります。
国語苦手民はとにかく演習量を増やして、その都度しっかり復習することが何よりも大切です。
予想問題集は直前に
直前は予想問題集を解きましょう。
勉強の成果が初見の問題でしっかり活かせるのか確認するためです。
河合塾か駿台予備校のものが無難です。
どちらか迷ったら模試をあまり受けたことのないほうを選んでください。
いつも河合塾の模試を受けているなら駿台予備校の予想問題集、といった感じ。
1つの塾が作る問題だけを解いておくよりも、複数の塾が作る問題を解いておいたほうが安心だからです。
おそらく塾によって難易度の違いや問題のクセがあるので、そういったちょっと違うもの慣れておけば共通テストで変化球がきても焦りにくいです。
まとめ:国語は勉強すれば伸びます
今回は国語が苦手な理系におすすめの参考書を紹介しました。
国語で40%くらいしか点を取れていなかった私ですが、紹介した参考書で勉強しまくったら、ほぼ80%取れました。
「国語は勉強しても無意味」と思われがちですが、しっかり勉強すれば伸びます。