リケジョまなのブログ

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危険物甲種の勉強方法・勉強時間【理系・一発合格】

今回は、甲種危険物取扱者試験に合格した私が、どのように勉強したのか紹介します。

私自身が理系ですので、理系向けの勉強法となっています。

 

また本記事では、甲種危険物取扱者試験の参考書おすすめで紹介している2冊の参考書

が登場します。

すでに別の参考書を持っている人でも、同じ勉強法で勉強していけると思います。

 

本ブログ筆者

・現役の化学科大学生

・正答率 

  • 法令(100%)
  • 物理・化学(100%)
  • 性質・消火(95%)

 

 

勉強時間

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まずは勉強時間がこちらです↓

  • 勉強期間はおよそ1ヶ月
  • 1日あたり3~4時間

基本的には、朝1~2時間と夜2時間という感じです。

土日だからと言って勉強時間を増やすわけでもなく、平日も土日も同じくらいの勉強時間です。

ただ、試験前日は丸一日勉強しました。

 

「本当に1ヶ月で大丈夫だったの?」と思うかもしれません。

理系の人で、高校時代ちゃんと勉強していたなら1ヶ月で足りると思います。

合格するだけなら高得点を目指す必要はなく、各科目60%取ればいいので。

心配なら1ヶ月半、2ヶ月ほど確保するといいでしょう。

 

勉強の流れ

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ここでは、1ヶ月でどのように勉強したのか流れを説明していきます。

まずは最初の2週間についてです。

 

最初の2週間の流れ

  1. 問題形式・傾向の確認
  2. 『ユーキャンの甲種危険物取扱者試験 速習レッスン』を一通り読む
  3. 模擬テスト2回分に挑戦・復習
  4. 重要度の高いところから暗記

 

1. 問題形式・傾向の確認

まず、試験形式・傾向の確認をしました。

効率的に勉強するための第一歩は、まず敵を知ることだと思います。

参考書をまだ持っていなくても、公式サイトの過去問で問題形式を確認できます。

 

各科目の問題数が以下のようであること、

  • 危険物に関する法令(法令):15問
  • 物理学および化学(物理・化学):10問
  • 危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法(性質・消火):20問

合計60%以上ではなく3科目それぞれで60%以上を取る必要があること、

五肢択一のマークシート形式であること、

試験時間が2時間30分であること、

などなど勉強する前に確認しました。

 

2.『ユーキャンの甲種危険物取扱者試験 速習レッスン』を一通り読む

というわけで形式・傾向がわかったところで、参考書を読み始めました。

まずは『ユーキャンの危険物取扱者試験 速習レッスン本試験形式!』を一通り読むだけです。

ノートに書いたりまとめたり、無理に覚えたりしていません。

 

ただ読むだけなのですが、参考書が分厚いので意外と時間がかかります。

疲れるたら寝ころびながら読んでいました。

とりあえず読んで、「なんか聞いたことあるなぁ」というくらいにします。

 

3. 付録の模擬テスト2回分に挑戦・復習

ユーキャンの危険物取扱者試験 速習レッスン本試験形式!』には最後に模擬テスト2回分が付いています。

一通り読んだところで、これらを解いてみました。

1つ目はイマイチでしたが、2つ目でなんと合格基準を超えました。

 

「え、もう合格じゃん」

そうです。

五択かつ6割なので、運がよければ基準を超えてしまいます。

 

おそらくみなさんもこの時点で、理系ポテンシャルがあれば各科目50%以上、運がいいと60%以上取れると思います。

ただし運に頼っている状態なので、油断は禁物です。

 

解いて答え合わせをしたあとは復習です。

問題になっているものは出やすいもののはずなので、その部分は暗記するようにしました。

 

4. 重要度の高いところから暗記

一通り内容を知り模擬テストを解いたあとに、本格的に暗記し始めました。

ユーキャンの危険物取扱者試験 速習レッスン本試験形式!』では重要度がA・B・Cでランク付けされているので、重要度の高いAから覚えていきました。

 

何回も何回も読むことで徐々に覚えていけると思います。

最初から完璧にしようとせずざっくりと暗記しました。

覚えきれていない部分はあとから埋めていくので大丈夫です。

 

前半2週間では、「もし試験が明日でも合格基準はギリギリ超えられる」くらいのレベルになればいい調子だと思います。

つづいて、あとの2週間についてです。

 

あとの2週間の流れ

  1. 再び模擬テスト2回分に挑戦・復習
  2. 『本試験形式!甲種危険物取扱者 模擬テスト』を3周・復習

 

5. 再び模擬テスト2回分に挑戦・復習

一通り暗記をしたら再び模擬テスト2回分を解きました。

  • 覚えたことの確認
  • 1回目解いたときの復習
  • 抜け落ちている知識がないかの確認

などを兼ねています。

間違えた問題を確認して、覚えきれていない知識・忘れている知識を補いました。

 

6.『本試験形式!甲種危険物取扱者 模擬テスト』を3周・復習

甲種危険物取扱者 模擬テスト』で演習を積むことで、合格を確実なものにしていきました。

問題集を解き、解説を読み、「あれ?こんなのあったけな?」と思えば『ユーキャンの危険物取扱者試験 速習レッスン本試験形式!』を見て覚え直す。

これの繰り返しです。

 

ざっくりとした暗記の穴を埋めていくイメージになります。

試験時間は十分にあるので速く解く必要はありませんが、暗記していないことは絶対にわからないので”暗記の漏れ”ができるだけないよう気をつけました。

 

とはいえすべての知識を完璧にする必要はなく、試験に必要な知識だけ覚えればOK。

そういう意味で『ユーキャンの危険物取扱者試験 速習レッスン本試験形式!』は、試験に出るもの・出ないものがわかるようになっているので役立ちました。

 

各科目の勉強のコツ

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次は、各科目ごとの勉強の”コツ”みたいなものを簡単にですが紹介したいと思います。

 

法令

数字に注目して覚えていくといいと思います。

「〇年以内」「〇m以上」「〇kg未満」を含んだ正誤問題が試験に多く登場するからです。

数字が多く大変ですが、逆に言えば数字なので「性質・消火」よりは覚えやすいと感じました。

 

物理・化学

理系でラッキー!

ほとんど知っていることばかりです。

 

新しく覚える知識は「燃焼理論」「消火理論」です。

特別覚えづらいこともないので、苦戦することはないでしょう。

 

ほかは高校物理・高校化学の知識があれば大丈夫です。

ただし油断していると隙を突かれるので、一通りは参考書を読んでおくといいと思います。

 

性質・消火

個人的には1番覚えづらかった科目です。

第1類から第6類までまず類ごとに共通の性質を覚えてから、個々に特徴的な性質を覚えていくと覚えやすいと思います。

 

物質のこまごまとした性質が試験で問われるので丁寧に覚えていくといいです。

と言いつつもすべてを覚えることはできないので、参考書の重要度の高いもの・太字・赤字を重点的に覚えていくことがおすすめです。

 

スキマ時間活用法

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今の時代、参考書とペンが手元になくてもちょっとした時間に勉強できます。

ここでは危険物甲種の勉強をするにあたって実践したスキマ時間活用法を紹介します。

 

スマホで参考書の写真をとる

スキマ時間の代表、電車に乗っている時間です。

しかし参考書が分厚いので、電車の中で開くのが面倒くさくなります。

 

そのため、「電車の中でここを覚えよう」と事前に決めてスマホで参考書の写真を撮り、スマホさえ見れば勉強できるようにしておきました。

スマホに写真が入っているとちょっとした時間にすぐ勉強でき、暗記を進めたり復習したりできます。

 

ただし、スマホで写真を撮る際には注意が必要です。

”購入した参考書”かつ”私的使用”に限定してください。

本屋の本、図書館の本の写真を撮る行為は、著作権侵害となる可能性が高いです。

 

YouTubeを見る

勉強に役立ったYouTubeチャンネルがありました。

「けみちるちゃんねる」です。

見ているだけで簡単な復習になります。

夜寝る前によく見ていました。

 

勉強しやすい本当に便利な時代ですよね。

スキマ時間も惜しみなく使っていけば、合格の可能性がどんどん上がると思います!

(ちなみにアプリも探しましたが、よさげなものはありませんでした。)

 

まとめ:危険物甲種の勉強方法

今回は、危険物甲種の試験を受けるために私自身がどのように勉強したのかを紹介しました。

ポイントは「読むことでざっくりと暗記してから、演習で暗記の穴を埋めていくこと」だと思います。

 

紹介した勉強法が少しでも参考になれば幸いです。

一発合格を目指して頑張ってください。

 

本記事で登場した参考書↓

 

【大学生】危険物甲種の申し込み手順をわかりやすく解説 

危険物取扱者と毒物劇物取扱責任者の違い|概要・受験資格