本記事では次の2つを満たす人に向けて、危険物取扱者(甲種)試験の申し込み手順を紹介します。
- 甲種の受験資格をもつ大学生
- 乙種・丙種なし
私自身も甲種を申し込むときにネットでいろいろと調べたのですが、わかりにくいことが多く苦労しました。
ここでは経験をふまえて、申し込むときの手順をわかりやすく説明していきます。
<注意>
都道府県によって多少の違いがあるかもしれません。
公式ホームページも忘れず確認してください。
本ブログ筆者
- 化学科の現役大学生
- 危険物取扱者(甲種)
危険物甲種の申し込み手順
大まかな流れは以下の通りです。
- 受験日・申込受付期間をチェック
- 受験願書を入手
- 成績証明書を入手
- 試験手数料を払う
- 願書を完成させる
- 願書を出す
以下では1手順ずつ細かく説明していきます。
1.受験日・申込受付期間をチェック
まずは受験日と申込受付期間をチェックしましょう。
ここで注意点があります。
乙種を持っていない人が、危険物甲種を初受験する際は電子申請ができません。
必ず書面申請の受付期間を確認するようにしてください。
ちなみに、勉強期間は1ヶ月以上確保することが個人的にはおすすめです。
2.受験願書を入手
受付期間に間に合うよう受験願書を入手します。
願書は以下のような場所で手に入れられます。
- 消防署
- 消防局
- 消防本部
- 消防試験研究センター 中央試験センター(東京)
- 消防試験研究センター 各都道府県支部
(注意)最終的には必ず各都道府県の情報を確認してください。
これらの場所に直接取りに行くと手っ取り早いです。
取りに行けない場合は、郵便で送ってもらうことも可能です↓
Q19 危険物取扱者試験の受験願書は、郵便で送ってもらえますか。
A 受験願書は、郵便でもお送りできます。受験予定の都道府県の当センター各支部(東京の場合、中央試験センター)に、切手を貼付し、送付先住所を記入した返信用封筒を同封してお申し込みください。詳細は、当該支部にお問い合わせください。
私自身は消防局に直接取りに行きました。
消防関係のところにほとんど行ったことがないので少し緊張しましたが、あっさりと願書をくれて10秒ほどで入手できました。
3.成績証明書を入手
甲種の受験には、受験資格を持っていることの証明が必要です。
乙種・丙種なしの大学生だと「大学等において化学に関する授業科目を15単位以上修得した者」という条件を、証明しなければなりません。
よって、成績証明書(単位修得証明書)を手に入れる必要があります。
証明書は大学で入手できるので、各大学の方法に従ってください。
4.試験手数料を払う
願書を手に入れたら、払込用紙と試験案内もセットになっているはずです。
(試験案内がない場合は公式ホームページで見てください。)
ここから先は、試験案内に沿っていけば基本的に大丈夫です。
払込用紙を使い、試験手数料を払います。
甲種の受験料は6,600円、これに手数料もプラスで必要です。
郵便局またはゆうちょ銀行の窓口で払い込めます。
願書完成に必要な、受付日付印の押された「振替払込受付証明書」を忘れず受け取りましょう。
ATMによる振込は認められないので、気をつけてください。
5.願書を完成させる
試験案内に沿って、願書を完成させましょう。
記入し、振替払込受付証明書を貼り付け、成績証明書を貼り付けるまたは同封。
願書と一緒にもらった封筒に、必要な書類を入れればOKです。
6.願書を出す
願書を出す方法は、各都道府県の消防試験研究センターに持参するか郵送するかの2通りがあります。
郵送の場合は「簡易書留郵便」がおすすめされているので、従っておくのが無難です。
うまく申し込みできていれば、受験日の1週間前までに受験票が送られてきます。
まとめ:危険物甲種には余裕をもって申し込もう
今回は乙種・丙種を持っていない大学生に向けて、危険物取扱者(甲種)試験の申し込み方法を紹介しました。
乙種を持っていないと電子申請ができないので、申し込みにはけっこう手間がかかります。
余裕をもって申し込みましょう。