みなさんは「オセロのパターンは何通りなのだろう?」と考えたことがありますか?
オセロのようなボードゲームをしていると一度は思ったことがあるでしょう。
また、パターンを全て覚えれば無敵じゃん!と考えたことがある人もいるかもしれません。
本記事でオセロのパターン数について、ときに将棋や囲碁のパターン数にも注目しながら説明していきます。
オセロのパターン数が単純に気になる人、数学的なことが好きな人はぜひ最後までお読みください。
オセロのパターン数は10の60乗通り
オセロのパターン数は10の60乗通りというのが有力な説のようです。
どのように計算するのか調査してみましたが、結果しか示されていませんでした。
コンピューターの力技の解析かもしれません。
とはいえ、こんなにパターン数があるのは驚きます。
オセロを何回やっても違うゲームができるのはこれだけパターン数があるからなんですね。
実現可能盤面数は6.78×10の29乗以下
次はオセロの実現可能な盤面数を考えてみます。
パターン数と実現可能盤面の違いは、道筋の違いを含んでいるか含んでいないかの違いです。
同じ盤面でもそこまでの道筋が違うと、別のものとして数えているのがパターン数です。
さっそく、実現可能盤面数は6.78×10の29乗以下です。
これは明確に計算できます。
(数学が苦手な人は難しいかも、、、?)
- 中心の4マスは石が黒か白の2通り。
- 残りの60マスは石が黒か白、または空きマスの3通り。
以上を計算すると
- 2の4乗×3の60乗≒6.78×10の29乗
ただしこれは空きマスを挟んで石を置いている盤面も含んでいるので、実現可能盤面数は「6.78×10の29乗以下」となります。
文字だけでわかりづらい人はこちらの動画がおすすめです。
中島八段がわかりやすく説明しています。↓
将棋や囲碁のパターン数と比較?
オセロとよく比べられるのが、オセロと同じように2人で対戦する将棋や囲碁。
ここではそんな将棋や囲碁のパターン数も見てみましょう。
将棋や囲碁のパターン数は?
将棋や囲碁、チェスのパターン数は次のような数が有力だと言われています。
- 将棋:10の220乗
- 囲碁:10の360乗以上
- チェス:10の120乗
やはりどのボードゲームも膨大なパターン数です。
人間が一生をかけても全ての盤面に出会うのは無理でしょう。
将棋や囲碁と比べても意味なし
オセロと将棋や囲碁を比べて、みなさんはこう思いませんでしたか?
「オセロのパターン数は10の60乗で、他のボードゲームよりも簡単で単純なゲームなんだな」
「やっぱり浅いゲームなんだな」
この考えは本当でしょうか?
たしかにパターン数が少なければそれだけ先読みしなくていいわけですからね。
でもそれはコンピュータにとっての話ではないでしょうか?
人間にとって10の60乗のパターンを先読みするのはあまりにも無謀です。
と同時に将棋や囲碁のパターン数の先読みも無謀です。
もはや10の60乗という数字まで行くと人間の手に負えず、それ以上大きくても比較の意味がないと思いませんか?
結局のところ人間にとっては膨大すぎるのです。
だからオセロと将棋や囲碁を比較しても人間にとっては何の意味もありません。
もし人間が0歳から100歳まで毎日1000局オセロをしたとしても、出会えるパターンは10の8乗以下。
- 計算:1000局×365日×100年=36500000<10の8乗
10の60乗なんて何回人生を送ればよいのか、、、。
しかしコンピュータは膨大な数を扱えるので、コンピュータにとってオセロの方が単純だというのは否定できません。
現代の最強コンピュータはオセロだけでなく、将棋や囲碁、チェス全てにおいて人間よりも優れてしまっていますね。
(ただ、人間同士の不完全な対決が私は好きですね。)
まとめ:オセロのパターン数は人間では手に負えない
本記事ではオセロのパターン数に注目しました。
オセロのパターン数は10の60乗と人間の手には負えない数であることがわかりました。
オセロをやる度に見たことのない盤面に出会うのはこれだけの膨大な数のパターンがあるからでしょう。
4×4、6×6、10×10のリバーシも少し気になりますね。
また、膨大な数のパターンがあることにおいてはオセロも他のボードゲームと同様ですから、オセロは単純でつまらないと言わずぜひ楽しんでください。