みなさんは「オセロは角を取ると強い」ときっと聞いたことがあるでしょう。
しかしそれは本当でしょうか?
4つの角を取れば絶対に負けないと言い切れるのでしょうか?
本記事ではそんなオセロの角にまつわる話を書いていきます。
オセロで角を狙えば本当に勝てるのか気になる人はぜひ最後までご覧ください。
ちなみに正式には「角」ではなく「隅」と呼ぶので、本記事の見出しでは「隅(角)」、文中では「隅」と書いていきます。
- オセロは隅(角)を取るゲームではない
- オセロで隅(角)は強い
- 隅(角)を取るとなぜ強いのか
- 自分が隅(角)を取る方法
- 相手に隅(角)を取らせない方法
- まとめ:オセロは隅(角)取りゲームではないが隅(角)は強い
オセロは隅(角)を取るゲームではない
まず、オセロは隅を取るゲームではありません。
オセロは「最後、盤上に多く石の残った方が勝ち」というゲームです。
あくまで石を多く残すゲームだということを忘れないでください。
隅を取ることを目的にしてはいけません。
4隅を取っても負ける試合だって多くあります。
例えばこのゲーム。
4隅を取っても負ける試合↓
ランダムのオンライン対人戦で私が実際に経験した棋譜です。
私が黒、相手が白で、どちらも同じようなレベル感です。
このゲームは4隅を相手に取られても勝つことができました。
このように4隅を取っても負けることは十分あり得るので、間違ってもオセロ=隅を取れば絶対勝つとは思わないよう注意してください。
オセロで隅(角)は強い
とはいえ、オセロでは序盤・中盤に隅を取ると有利になる傾向があります。
ここで大切なのは序盤・中盤ということ。
序盤・中盤では自分が隅を取れると有利に、相手に隅を取られると不利になりがちです。
だから序盤・中盤では相手に簡単に隅を取られないようにしましょう。
正直、終盤は隅を取ることよりもいかに石を多く残すかの方が大切です。
隅(角)を取るとなぜ強いのか
そもそもなぜオセロで隅を取ると強いのでしょうか?
それは確定石を得られるからです。
確定石とは後からひっくり返ることのない石のことです。
オセロの盤は64マスですから、自分の色の確定石を33獲得すれば勝ちが決定します。
隅を取ることでこの確定石を得やすくなるので、オセロでは隅が強いと言われています。
隅からつながった石はひっくり返ることがないからです。
隅から順に攻めていけば簡単に確定石を増やして勝つことが可能です。
このような攻め方はやすり攻めと呼びます。
自分が隅(角)を取る方法
オセロでは序盤・中盤で隅を取ると有利な傾向にあるとわかったところで、気になるのは「どうやったら自分が隅を取れるのか」ということでしょう。
隅を絶対に取れるといった必勝法のようなものはありませんが、序盤・中盤でできるだけ自分が隅を取りやすくなる方法があります。
それは自分の打てるところを増やし、相手の打てるところを減らすという方法です。
方法というわりに抽象的ですね。
まず自分が隅を取るには相手に隅周りに打たせる必要があります。
しかし相手はそう簡単に隅周りに打ってはくれません。
ではどうするのかというと、自分が隅周りに打つ前に相手に打たせてしまえば良いのです。
赤マスの隅周りは要注意。特にXはむやみに打つな!
もし自分の打てる場所が少ないと、嫌でも隅の周りに打つことになってしまいます。
逆に相手は打つ場所が少なければ相手が隅周りに打ってくれます。
だから自分の打てる場所を増やし、相手の打てる場所を減らすことが重要です。
そのための具体的な方法は簡単で、序盤・中盤は少なく取り、真ん中に石を集めていけばOKです。
自分の色の石を少なく真ん中の方に集めることで、相手の色の石が外側に囲うようになり、自分の打てる場所が増えます。
相手に隅(角)を取らせない方法
序盤・中盤で相手に隅を取らせない方法も、自分が隅を取る方法とほとんど同じです。
とにかく自分の打てる場所が多ければ、わざわざ隅周りに打つ必要がなくなります。
自分が隅周りに打たなければ相手は隅を取れません。
オセロの基本は自分の打てる場所を減らさないようにすることなのです。
まとめ:オセロは隅(角)取りゲームではないが隅(角)は強い
本記事ではオセロの隅について説明しました。
途中でも説明した通り、オセロは隅取りゲームではありません。
オセロは4隅を取っても負けることもあります。
とはいえオセロの序盤・中盤で隅を取ると有利になる傾向はあります。
まずは相手に隅を取られないように隅周りには最初から考えなしに打たないようにしましょう。
またオセロの基本、少なく真ん中に石を集めるということが隅を取られないことにつながります。