「定期テストは捨ててもいいのか?」
これは大学受験において難しい問題であり、一概にはなかなか答えられません。
なぜなら人によって受験する大学、在籍している高校、今の偏差値、、、などなど違いがありすぎるからです。
最初に言っておくと私は「定期テストは捨てないほうがいい派」です。
それは私自身がこういう人だったからです↓
- 定期テストでクラス1位(学年順位出ない)
- 実力テスト・模試で学年1位
- 第一志望に現役合格
もちろんこれは、たった1人の例でしかありません。
それでも大学に合格したときは、定期テストを頑張っておいて本当によかったなと思いました。
今回は「定期テストは捨ててもいいのか?」という問題に対して、「定期テストは捨てないほうがいい派」の意見を述べていこうと思います。
- 「定期テストを捨てる」の大半は逃げ
- 定期テストを捨ててうまくいく人もいる
- 受験に必要ない科目は最低限でいい
- 定期テストを捨てないほうがいい理由
- 国語と英語の定期テストが暗記ゲームであることについて
- まとめ:定期テストを捨てないほうがいい
「定期テストを捨てる」の大半は逃げ
定期テストを捨てていた高校の同級生・バイト先の塾生徒を、これまで何人も見てきました。
そして、ほとんどの人は定期テストから逃げているだけでした。
さらに彼らは「受験勉強をしたほうがいい」などど言って、「逃げている」という事実を認めません。
「受験勉強するから」と言って定期テストを捨てたくせに、模試の点数はよくないし、大学受験に失敗している人ばかり。
ホンマに受験勉強してたんか?と聞きたくなります。
定期テストを捨てようか迷っている人、「逃げているわけではない」と自信を持って言えますか?
間に合わないから、という理由で定期テストから逃げていませんか?
定期テストを捨ててうまくいく人もいる
定期テストから逃げているだけの人がいる一方で、定期テストを捨ててうまくいく人がいるのも事実です。
私の周りではほぼ0人でしたが、ネットで調べてみると案外いるようです。
ただし、よくよく見ていると定期テストを捨ててうまくいっている人には共通点があります。
それは
”定期テストの勉強なんかしなくても、定期テストで点数が取れている。”
という点です。
彼らは、日頃からコツコツ受験勉強しています。
だから定期テストのための勉強をしなくても、最低限の点数が取れているのです。
受験科目が赤点近くばかりだったけれど第一志望に合格できた、なんて人はいません。
ここまでをまとめると、「定期テストを捨てる人」は大きく2種類に分けられます。
- 勉強したくないから逃げている人
- 勉強しなくても点数が取れている人
後者は問題ありません。
模試の点数もよければなおよしですね。
危ないのは前者です。
私が「定期テストは捨てないほうがいい」と言いたいのは、前者の人たちに対してです。
受験に必要ない科目は最低限でいい
推薦を狙っていないのであれば、受験に必要ない科目は最低限で済ませてOKです。
高校生の目標はとりあえず大学受験で成功すること。
学校の先生には申し訳ないですが、受験に必要のない科目を必死に頑張るのはなんとも非効率です。
だから定期テストでは、最低限の点数を確保しておきましょう。
ただし赤点は避けてください。
もし補習なんか受けることになったら非効率的すぎて最悪です。
定期テストを捨てないほうがいい理由
ここでは定期テストを捨てないほうがいいと思う理由を3つ、説明していきます。
入試の練習になる
定期テストの問題や似た問題が、入試に出る可能性は大いにあります。
というか似た問題は実際にたくさん出ています。
だから定期テストで点を取ることは、入試で点を取る練習になるのです。
「定期テストは受験に関係ないところが多い」という意見もあるようですが、関係あるところばかりです。
しかも学校で習っている限り、入試で出ないという保証はありません。
定期テストを受ける時点で解けるようにしておけば、あとから勉強する手間も省けます。
というか学校の先生が普通なら、入試で必要な知識・入試に出そうなところを、定期テストの問題に選んでくれています。
学校の先生もそんなにいじわるではないです。
定期テストの点が悪い人はけっきょく模試の点も悪い
模試では点数が取れるけれど定期テストでは点数が全然取れない、なんてことはそうそうありません。
なぜなら模試のほうが難しいから。
模試ができる人は定期テストもできます。
というか定期テストができない時点で、模試への挑戦はほぼ無謀と考えていいでしょう。
模試で点数を取りたければ、まずは定期テストレベルが理解できないといけません。
「模試だけ点数が取れればいい」という考えは、模試でいい点数を継続的に取れている人ならありでしょう。
しかし、そのような人はごくわずかだと思われます。
勉強法を試行錯誤するチャンス
「どうやって勉強したらいいですか?」
「何かいい勉強法はありますか?」
このような疑問を持っている人は、定期テストでさまざまな勉強法を試してみてはいかがでしょうか。
定期テストは試験範囲がせまく勉強しやすいので、勉強法をいろいろ試すのに適しています。
多くの学校で、1年間に4~6回は定期テストがあるでしょう。
これだけ試すチャンスがあるのです。
勉強→テスト→結果を見る→勉強法を見直す。
この繰り返しで勉強法を改善していけます。
せっかく多くある定期テスト、つまり試行錯誤するチャンスを捨てるのはもったいないと思います。
国語と英語の定期テストが暗記ゲームであることについて
国語と英語は、授業で扱った文章について問題が出されることが多いと思います。
「知っている文章の問題なんて意味がない」
「暗記したもん勝ちじゃん」
この気持ちめっちゃわかります。
入試で知っている文章なんてほぼ出ないですからね。
でも知っている文章で問題が解けないのに、より難易度の高い、知らない文章の問題を解けるのでしょうか。
数学や理科ほど100点を狙う必要性は感じませんが、それでも70点・80点くらいは取れる実力がないと、模試も厳しいかと思います。
せっかくの機会に、漢字や古文単語を暗記したり英単語や文法を確認したりしましょう。
本当に覚えられているのか実践形式ですぐに確認できるところが、定期テストのいいところでもあります。
まとめ:定期テストを捨てないほうがいい
今回は「定期テストは捨てないほうがいい」という話をしました。
最初にも言った通り、定期テスト捨てるか捨てないか問題はけっこう難しい問題です。
でも、コツコツ受験勉強している人や模試で点が取れている人は、定期テストもそれなりに点が取れるはず。
「定期テストは捨ててるから」というのは、点数が悪い理由になりません。