学費の面で国公立を志望する高校生は多いでしょう。
「自称進学校から国公立大学って本当に合格できるのかな」という疑問を持つ高校生もいるかもしれません。
結論から言えば、自称進学校から国公立や旧帝、努力さえすれば誰でも合格できます。
基本的にはただまっすぐ勉強していけばいいのですが、経験をふまえると注意すべきことがあるなと感じました。
そこで今回は自称進学校から国公立大学を目指すときに注意すべきことを紹介します。
本ブログ筆者
- 自称進学校から現役で国公立大学へ
- センター85%の学力だった
自称進学校から国公立大学に進学する人は少ない
自称進学校では、かなり多くの人がとりあえず国公立大学を目指します。
学校からの勧めもありますし、学費が安いということもあるでしょう。
しかし実際に、国公立大学に合格する人は少ないです。
私の通っていた自称進学校では学年の人数が約360人。
国公立に受かるのは毎年100人前後です。
国公立もピンキリですから、いわゆる”高学歴”と呼ばれる国公立に進んでいる人は100人より少ないでしょう。
それに、みんなが第一志望の国公立大学とも限りません。
志望校を落として合格する人もいます。
ちなみに旧帝に受かる人は10人程度です。
もちろんこれは、とある自称進学校の一例でしかありません。
それでも自称進学校から行きたい国公立大学に合格することが、そう甘くないことを理解してもらえたと思います。
大学受験で高校名は関係ない
自分の通っている高校が自称進学校であることをやたら気にする人もいますが、大学受験で高校名は関係ありません。
もちろん、偏差値の高い高校ほど偏差値の高い大学に進む人が多い傾向にはあります。
しかし大学受験は個人戦です。
自称進学校では団体戦と言われるかもしれませんが、ウソです。
いかにみんなを蹴落として自分が受かるかの勝負です。
だから自称進学校に通っていても、自分さえ頑張れば行きたい大学に合格できます。
逆に本当の進学校に通っていても勉強をサボってしまい、志望した大学に合格できない人もいるわけです。
自称進学校から国公立大学を目指すときに注意すべきこと
自称進学校から国公立大学を目指すときに注意したほうがいいことを紹介します。
私はこの心得を忘れなかったことで、結果的に国公立に合格できたのではないかと思っています。
注意すべきこと3つ↓
- 学年上位は当たり前
- 感覚の麻痺に気をつける
- 授業の内容だけで満足しない
一つずつ説明していきます。
学年上位は当たり前
自称進学校から国公立を目指すなら、定期テスト・実力テスト・模試で学年上位を取ることは当たり前。
さきほども書いたとおり、国公立に合格するのは少ないです。
もちろん難関私立志望の人もいますから、順位を単純に数えることはできません。
とはいえ国公立を狙うなら常に学年上位を取れる実力が必要です。
模試さえできればいいですが、定期テストと模試の成績は正の相関関係にあります。
必然的に日頃から学年上位を取ることになります。
「高校内での順位なんか関係ないでしょ」と思うかもしれませんが、自称進学校の同級生に負けているようでは国公立合格はほど遠いです。
感覚の麻痺に気をつける
こうして学年上位を取るようになると「自分って頭いいやん」という錯覚に陥ります。
この勘違いは気をつけていても、怖いものです。
友達から「頭いいね」「すごいな」「勉強教えて」などと日常的に言われていると、注意していても感覚の麻痺を起こします。
しかしここで喜んでいてはいけません。
なぜなら自分がいるのは”自称進学校”だから。
さきほども言ったとおり、国公立大学を目指すなら自称進学校での成績上位なんて当たり前なのです。
現状に満足せず、勉強し続けましょう。
授業の内容だけで満足しない
また、「授業の内容がわかったぞ」と学校の授業レベルで満足してはいけません。
しっかり受験を意識した勉強を、日頃から進めておくべきです。
授業の復習も大切ですが先取りも大切です。
英単語は学校の進捗に合わせずどんどん覚える。
数学は次から次へと予習して授業で復習する。
理科・社会も教科書を読み進めておく。
学校の授業がすべて復習になることが理想的です。
みんなが授業ではじめて聞いていることを、自分は復習として聞いていれば確実にリードできます。
現在学校で取り扱っている授業内容だけでなく、受験を見据えた勉強が必要です。
公立高校なら自称進学校と真の進学校で、授業レベル・進捗に大きな差はありません。
どちらかと言えば、生徒自体がどれだけ勉強に意欲的か、どれだけ予習・先取りしているかに差があります。
まとめ:自称進学校からでも国公立大学に合格できる
今回は自称進学校から国公立大学を目指すときに注意すべきことを説明してみました。
自称進学校にいると一番怖いのは、感覚が麻痺してしまうことです。
国公立合格への道で自分が今どこの立ち位置なのか、客観的に見るよう気をつけるといいと思います。
努力さえすれば自称進学校からでも国公立に普通に合格できるので、目指している人は頑張ってください。