大学受験をする多くの高校生が最終的には塾に通います。
しかしいつから通えばいいのかわからず、迷っている高校生も多いのではないでしょうか?
大学受験の塾はお金がたくさんかかることもあって、そう簡単に決断できないですよね。
そこで今回は、大学受験の塾はいつから通うべきなのか、現役大学生が説明します。
ちなみに私は高校1年生の夏から塾に通い、現役で国公立理系に合格、その後塾でチューターとして2年間バイトしていました。
そのため、ここに書くこともある程度の信頼性はあるかと思います。
ぜひ参考にしてください。
【結論】大学受験の塾はできるだけ早く
大学受験の塾はできるだけ早くから通ったほうがいい。
これが結論です。
特に国公立・難関私立を目指すのであれば、「迷っている暇はない」という感じです。
ベストは高校1年生の4月から。
だから現在、高校生で塾に行こうか迷っている人は、早く塾を決めて通ったほうがいいと思います。
中高一貫校の人であれば、中学生のうちからでも通える大学受験の塾があります。
中学生もできるだけ早いほうがおすすめです。
早いほうがいい理由
いきなり早くから通ったほうがいいと言われても、なんで?と思う人が多いでしょう。
ここでは、大学受験の塾に早くから通ったほうがいい理由を説明していきます。
勉強の習慣がつく
早くから通うと勉強の習慣がつきます。
大学受験の勉強において、習慣化することは非常に大切です。
「勉強のやる気が出ない」と言って勉強が進まない高校生は多いですが、それは勉強の習慣化ができていなからです。
塾に行けば少なくとも週に2日程度は通うことになるでしょうから、徐々に勉強することが当たり前と感じるようになります。
苦手を早くつぶせる
勉強は基礎からの積み重ねが大切ということは、誰もが知っているかと思います。
基礎がわからなければ応用問題、ましてや大学受験の問題は解けません。
つまり基礎に苦手があることは致命的です。
塾に早くから通うことで、苦手を早く見つけ早くつぶせます。
苦手分野の見つけ方や克服の方法を教えてもらえ、わからない問題をいつでも質問できる塾という環境はかなり利用できます。
受験情報を多く得られる
塾からは、入試・大学・勉強のペースに関する情報を得られます。
例えば志望校について自分が見落としていた大学を知らせてくれたり、受験に間に合う勉強ペースを教えてくれたりします。
大学受験の塾は受験のことだけを何年も何人も知り尽くしているので、かなり信頼していいと思います。
模試が定期的にある
模試を定期的に受けられることもメリットです。
学校でも模試を受けることが あると思いますが、正直回数が少ないです。
受験に失敗した理由として、「本番緊張して本領発揮できなかった」と言う人がいますが、それは本番に慣れていないからです。
高校1年生から模試を定期的に受けて受験本番に近い状態に慣れておくことが大切です。
模試だけが目当てなら塾に通わず、自分で毎回申し込むというのもありですね。
ただ塾に通っておくと、模試の日に都合があったとしても、後で問題だけでももらえるところが便利です。
周りの人まだ塾通っていないよ
早く通ったほうがいいと言われても「周りの人まだ塾通っていないよ」と思う人もいるでしょう。
しかし、だから落ちるのだと思います。
大学受験は落ちる人のほうが多いです。
例えば、MARCHレベルを狙う人はそこら中にたくさんいますよね。
しかし実際にMARCHレベルの大学に入学できるのは上位11.2%(※)です。
※高学歴の割合は何%!? 同世代の人口から分析! | たくみっくより
もう一度言いますが、大学受験は落ちる人のほうが多いです。
みんな早くから塾に通わない(勉強しない)から、行きたい大学に行けないのです。
周りが通っていないからという理由で塾に通うことを躊躇していると、落ちる多数に含まれることになりますよ。
少し厳しく言いすぎました。
しかし、あながち間違いではないと思います。
早くから行くとお金かかるよ
塾に早くから行くとお金がたくさん必要となることが気になりますよね。
しかし塾の言うことをすべて鵜呑みにすると高額になりますが、取捨選択すれば費用を抑えながら必要な教科を勉強できます。
高2までは英語・数学だけでいい
高1・高2までは英語と数学だけでいいと思います。
なぜなら英語と数学が、基礎からの積み重ねがないとだんだんわからなくなっていく教科だからです。
2教科も金銭的に厳しいという場合は、文系の人は英語、理系の人は数学がおすすめです。
特に数学は最も差の開きやすい教科なので、もちろん人にもよりますが理系なら数学だけでも塾でやっておくことがおすすめです。
少ない教科数でも勉強してリードする教科を作っておくことで、他の教科も余裕を持って勉強できます。
私の話になりますが、高校3年間、塾では英語と数学しかやっていません。
3年生になると塾側から理科や国語も進められますが、それらの教科は独学で勉強することにしました。
なぜそのような選択ができたのかと言うと、高校1年生のときから英語と数学はリードしていて、3年生で他の教科に割く時間を確保できると思ったからです。
塾に通うことで、数3を2年生の夏までに一通り学習できたので学校の授業はすべて復習。
そのため定期テストの勉強も手こずりやすい数学ではなく、理科や社会の暗記に時間を多く割けました。
このときに理科や社会の基礎が身につき、3年生になってから独学で勉強していけた要因だと思っています。
浪人するよりマシ
「塾に早くから行くとお金かかるから行かない」と言う人もいますが、もし浪人して塾に通うことになれば、お金はもっと高くなります。
「自分は浪人しないから」と思う人もいるでしょうが、極端な話、どこの大学にも合格しなかったら自動的に浪人になってしまいます。
他には「浪人しない」と言っていたのに、受験本番でやり切れず浪人を決める人もかなり多いです。
浪人して余分に1年塾に通うくらいなら、早くから通っていたほうがいいと思いませんか?
もし3年生から塾に通うことを考えているなら2年生からと、1年早く通い始めることで、浪人を避けられるかもしれません。
高3からは手遅れ?
高校3年生から塾に通うのは、手遅れになる可能性が高いです。
もちろん2年生まで自分でしっかり勉強して、最後の1年は塾で頑張ろうかなという人なら大丈夫かもしれません。
しかしほとんどの人が基礎も身についておらず、あせって塾に助けを求める人ばかりです。
大学受験は1年でどうにかなるものではありません。
高校受験では中学3年生から勉強して受かったという人も多いと思いますが、大学受験はレベルが違います。
3年生になってから塾に来られても、正直「手遅れだな」と考えられる人のほうが多いです。
1・2年生のうちに勉強の習慣もあり、模試でもいい成績を取れているなら、3年生からでも間に合う人はいます。
ただし、中高一貫校でない一般の高校に通う人で、国公立・難関私立を目指す人は要注意です。
学校の授業ペースでは遅いので、塾で早く一通り学習を終わらせたほうがいいです。
中高一貫校の授業ペースは早く、数3を中学生・高校1年生のうちに終わらせることも当たり前。
国公立・難関私立を目指す人は、このような人たちと戦わなければいけないので、勉強ペースが遅いことはかなり致命的です。
まとめ:遅くても高2の4月からがおすすめ
今回は、大学受験の塾には早くから通ったほうがいい、ということを説明しました。
3年生になってから焦って塾に行きたくさん授業を取るよりも、1年生から少ない教科で3年間通うほうがメリットが多くあります。
「勉強したくない」「部活で忙しい」という理由で、塾に通うをことを躊躇してはいけません。
早くから塾で勉強を習慣づけする・苦手をつぶすことが受験結果を大きく変えることになります。