塾バイトをさまざまな理由から、辞めたいなと考えている大学生も多いのではないでしょうか?
学業に専念したい・留学したいなどの前向きな理由の人もいるでしょうし、時間外労働が多い・思ったより大変だったと後ろ向きな理由の人ももちろんいるでしょう。
そもそもバイトを辞めることは悪いことではないので、悩みすぎなくても大丈夫です。
そこで今回は塾バイトの辞め方を超丁寧に解説していきます。
「なんだか塾バイト辞めにくいな」と思っている人はぜひ参考にしてください。
私も2年間続けた塾バイトを2021年3月に辞めた経験者です。
塾バイトの辞め方
さっそく塾バイトの辞め方を解説します。
繰り返しますが、バイトを辞めることは悪いことではありません。
前向きに考えましょう。
辞めたい理由を考える
まずは、辞める理由を考えましょう。
嘘をつくのは良くないですが、できるだけ前向きな理由を伝えることがおすすめです。
なぜなら、辞めるときに後ろ向きな理由を伝えると、「じゃあ改善するから残って」と言われる可能性があるからです。
例えば後ろ向きな理由はこんな感じ↓
- 時給が低い
- 人間関係で悩んでいる
- 残業が多い
さらに塾へ不満を言ってしまうと、辞める日までメンタルが保ちません。
基本的には前向きな理由
- 学業に専念したい
- 就職活動に専念したい
- 留学したい
- 違うバイトをやってみたいと思った
このあたりにしておきましょう。
大学生なら「学業に専念したい」で十分であり、嘘にもなりません。
私自身も「学業に専念したい、大学が忙しくなる」という理由で、あっさり辞めました。
辞めるタイミングを決める
辞める理由をだいたい決めたら、次は辞めるタイミングを決めましょう。
おすすめは、やはり年度末の3月ですね。
なぜなら引き継ぎがしやすい時期だからです。
もう少し早めがいいなら9月あたりでしょうか?
塾にもよりますが、9月なら夏期講習が終わり一段落つく時期です。
当たり前ですが、辞めようと思えばいつでも辞められます。
「大学の単位が危ない」「インターンがある」「留学したくなった」など言えば、塾側も止めにくいです。
ただ言いづらい時期があるのも確かですよね。
例えば大学受験の塾で、共通テスト付近の12月・1月で辞めると言うのは勇気がいります。
急ぎでなければ9月・3月あたりにしておくことが無難です。
伝える時期を決める
言う時期は3ヶ月前、遅くても1ヶ月前が目安です。
労働基準法では2週間前に辞めることを伝えれば辞められますが、現実的には生徒の引き継ぎもありますから、遅くとも1ヶ月前がいいでしょう。
伝えるのが遅いと、塾側はあなたが辞めると思っていないので、「来年からこの生徒よろしく」と逆に引き継ぎを受ける側になってしまうかもしれません。
3ヶ月前がベストで、それより前でもOKです。
辞めることを伝える
いよいよ辞めることを伝えます。
悪いことをしているわけではないのに、なんだか緊張しますよね。
言うタイミングは基本的に閉校後がベストです。
塾バイトが終わってから、「少しお時間いいですか?」と言ってから伝えましょう。
だいたいの人は「いいよ、どうしたの?」と言ってくれるはずなので、
「3月末でこちらでのアルバイトを辞めたいと考えています。学業に専念したいなと思いまして・・・」
と辞める時期・辞める理由を言います。
これで辞める宣言は終了です。
私のときは、「少しお時間いいですか?」と言ったタイミングで、塾長が「学校忙しくなるの?」と察してくれましたね。
塾側もこれまで何人も辞める大学生を見ているせいか、さほど驚きません。
緊張しすぎず、いつも通りのしゃべり方で大丈夫です。
最終勤務日でも前向きに
最終勤務日は塾のお世話になった人に、「お世話になりました」と笑顔で挨拶をして前向きに終わりましょう。
感謝の気持ちでお菓子を置いていくと、きっと好印象です。
塾バイトをすぐに辞めたいならさっさと辞めよう
ここでは「塾バイト辞めにくいな」「すぐに辞めたい」と思っている人の後押しをしたいと思います。
あなたの代わりはどれだけでもいます
まず、塾バイトの代わりなんてあふれるほどいます。
「辞めたい」と伝えたときに、塾側が「辞めないで」と言ってくるのは、新しい人を雇うことが面倒だからです。
新しい人を雇うときには、面接、研修、指導、書類整理などなど面倒な作業が増えます。
できるだけ作業を増やしたくないから、「辞めないで」と止めてくるのです。
「この塾にはどうしてもあなたが必要です!」なんて人、大学生のバイトでいるはずがありません。
たとえ東大生であっても、辞めたらまた違う東大生を雇えばいい話です。
自分の代わりなんて山ほどいると考えれば、少しは辞めやすく感じられます。
代わりがたくさんいるのは、もちろん塾バイトだけに限りません。
辞めたいと思いながら生徒に接するのは失礼
あと、辞めたいと思いながら生徒に指導するのは失礼です。
「辞めたいな」と考えながら生徒に接していると、どこか上の空。
頭が回りません。
「辞めたい」と考えながらバイトを続けるのは、自分もつらいですし、生徒も保護者もうれしくありません。
辞めたいと思ったらすぐにでも、言いにくければ少し待って、さっさと辞めましょう。
「私が辞めたら生徒がかわいそう」なんてことはありません。
生徒側も、集中して意欲的に教えてくれる先生のほうがいいです。
まとめ:辞めることは悪いことではない
本記事では塾バイトの辞め方をできるだけ丁寧に説明しました。
塾バイトは思っているよりもあっさりと辞められます。
何回も書いていますが、バイトを辞めることは悪いことではありません。
「辞めたい」と思うことは、むしろ違う行動を起こすきっかけとなります。
お世話になった人に伝えるときは少し緊張するかもしれませんが、思い切って伝えましょう。